●天然秋田杉建築の見本「天神荘」取り壊しに
モノは保守・修繕を放棄したら朽ちるばかり
左の写真は、2001年11月3日、七座山に登った時に写した天神荘です(背景の山が七座山です)。この日は友人の結婚式があり、少し早めに家を出て七座山に登ったのでした。
「モクネット」という米代川流域の秋田杉を家造り資材として広く紹介しているグループのWebサイトがあります。
そのサイトの「二ツ井再発見」というページに次のような文章が書かれています。
七座山の西側(仁鮒側)は海からの冷たい風がきつくあたるため、大きな樹木は生えていないが、反対の小繋側では霧が深く、野生の杉や広葉樹と混じって生えている原生林がうっそうと茂っている。
天神荘は小繋集落より上流の麻生集落にあります。この天然秋田杉建築文化財は、上空部を鬱蒼とした原生林に覆われ、米代川の川面に映えて建っています。先週、母方の実家がある麻生から、新米が宅急便で届けられました。
先月中旬の秋田を襲った集中豪雨は、天神荘や小繋集落に被害を与えました。
母方の実家の田んぼも水をかぶったのではないかと、心配したのですが、被害は免れたと聞いて安心していたのでした。
私が子供の頃と言えば、今から40年以上も前のことになります。
当時の天神荘といいますと、写真のような荒れ果てた様子とは大違いの、営林署の宿泊施設として盛んに利用されていた綺麗な建物でした。
父が営林署勤めでしたので、天神荘という固有名詞は一時期よく家族の会話の中にも入ってきておりました。
そういった思い出あるものが、先月の豪雨で水に浸かり、補修困難になるほどの状態になったとのこと。解体撤去は必須との報道がなされました。
そもそも、以前から建物自体の痛みが激しく、解体論議が盛んでしたが、今回の豪雨被害が命取り。もう保存修繕するという意見は完全に無くなってしまったのではないかと思われます。(残念です)
